タイヤとチューブ(ゴムの分子)
には目に見えない隙間があり、
内部の空気(空気の分子の方が小さいため)は
徐々に通過し抜けていきます。
薄いゴムの風船が翌日には
しぼんでいるのと同じ原理です
それ故、(自転車を全く使用しなくても)
タイヤの空気は徐々に抜けていきます。
そのまま放置すれば
数ヶ月でぺしゃんこになります。
ここで本題、
空気が減りやすい季節はといいますと…
気温が高くなる夏場です。
外気の高い気温、
タイヤと地面の摩擦熱などで
タイヤ・チューブ内部の空気は膨張します。
同時に高温によりタイヤ・チューブの
ゴム分子の隙間が大きくなり、
膨張した空気が抜けやすくなる
ということです。
また、
高温で柔らかくなるタイヤ・チューブは
空気が少ない状態だと
より消耗しやすくなります。
夏場はいつも以上に
空気管理に気を配る必要がありますが、
空気を入れすぎると膨張して破裂
することもあります。
タイヤにヒビ割れが多くあったり、
溝が消耗してツルツルの場合は
特に注意が必要です。