気軽に乗れるスポーツ自転車として
ポピュラーな人気を得ているクロスバイク。
一般のシティーサイクル(ママチャリ)以上に
デリケートな管理、メンテナンスが必要です。
それを怠ると
本来の快適性を活かせず、
部品の消耗を早め、修理金額がかさみます。
(部品の大半はママチャリより高額です)
何よりスピードがでる分、大変危険です。
以下、クロスバイク整備中に多く見受けられる、
気になる(ひやりとさせられる)状態を
いくつかあげてみました。
①車輪を固定するクイックレバーのゆるみ、向きが下など
→走行中に車輪が外れる危険性大。
②ブレーキの効きが弱すぎ、パッドの磨耗、固定不足
→急に効かなくなる、ホイール(車輪)を傷める場合もあり。
③リアディレイラー〜ハンガーの衝撃による歪み
(後ろの変速メカ〜その取り付け部品の歪み)
→後ろ変速を操作するとチェーンが外れ破損、転倒します。
④ホイールの歪み
→Vブレーキに悪影響、放置すると、さらに歪み破損します。
⑤チェーンの泥汚れ、油ぎれ
→磨耗によりチェーンが伸び、ギアの歯を削ります。
(特に小さめのギアを傷め、変速、走行に違和感を与えます)
⑥タイヤの空気圧が少ない、劣化している
→磨耗・ひび割れなど劣化を早めます。
パンクもしやすく、走りが重いです。
などなど…
気になる状態はこれら以外にも
細かい点でたくさんあったりします。
特に通勤通学などで使用頻度が高い場合は
要注意です。
雨ざらし保管はさけ、
こまめな空気圧の管理、注油を行い、
定期的な全体点検・調整をおすすめします。