ブレーキワイヤーが突然切れ、
ブレーキが全く効かなくなることも
多い自転車トラブルのひとつです。
日本の自転車は一般的に
右側ブレーキレバーが前輪ブレーキ
左側ブレーキレバーが後輪ブレーキです。
上の写真は右側ブレーキの
切れたブレーキワイヤーです。
ブレーキレバーに固定する
ブレーキワイヤー先端のタイコ形状の
根元から切れています。
ブレーキワイヤー切れの
多くは右側(前輪ブレーキ)です。
主な原因のひとつとしては、
右利きの方が多く、右側のブレーキレバーを中心に握ってしまうため、
先に右側ブレーキワイヤーが劣化することにあります。
制動力も右側(前輪ブレーキ)のほうが
高くなるのでなおさらです。
*安全上、ブレーキは両方のレバーを
使用することが望ましいです。
また、雨ざらし保管や注油を怠ると
劣化を早めてしまうことにもなります。
ブレーキワイヤーも消耗品のため、
外観からは判断しにくいですが
安全のため、1〜2年に1回は交換したほうが良いでしょう。
上の写真のブレーキワイヤーは
ビニールコーティングされた表面がはがれ落ち、
雨などで内部の金属がサビてしまったものです。
こうなると内部のインナーワイヤーがサビで固り、
ブレーキが効きにくくなったり、
突然切れるリスクが高くなります。
外観上、明らかに劣化している場合は
速やかに交換しましょう。
特に乾燥する冬場は劣化が進行し
突然切れることがありますので
ご注意ください。