自転車のいす(サドル)をめいっぱい上げる時に
注意しなければいけないのは…

いすの付いた棒(シートポスト)には
限界線(はめ合せ限界標識)
が刻印されており、
それ以上げてはいけないということです。

写真下の刻印がそれです。
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この限界標識がない場合はおよそ
いすの棒(シートポスト)の外径の3倍以上は
差し込むと良いでしょう。

一般的なシートポストの外径は
1インチ=25.4mmですので
25.4×3倍=76.2mm
およそ7〜8cmくらいは差し込んでおかないと
いけないということですね。

ではこの限界標識の刻印以上にいすを上げて
乗車し続けた場合、どうなるかといいますと…

いすの棒(シートポスト)が
曲がったり、ヒビが入ったり、
車体(フレーム)から脱落します。
またフレーム側(シートチューブ)の方にも
ヒビが入り、フレームが再起不能になります。
フレームにヒビが入ると基本的には修理不可、廃車です。

このように、いすの上げ過ぎにより最悪の場合、
自転車が再起不能に、またいすの脱落により
大怪我に至る可能性もあります。

くれぐれもご注意ください。